飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

自分本位な店作りは繁盛しない

自分本位な店作りは繁盛しない マーケティング用語で「プロダクトアウト」とは製造者論理であり、自分本位で物を売っていこうというものです。 この「プロダクトアウト」のお店が飲食業で典型的なのが、職人さん(板前・シェフと呼ばれる方)が独立したお店で…

あんうBGMを流すな

安易にBGMを流すな ほとんどの飲食店ではBGMの音楽を流しています。 多くはお店のコンセプトや業態に合った曲にしていると思いますが、中には今の流行りの曲を流したり、オーナーや店長の趣味の音楽を流している場合も少なくありません。 BGMというのはお…

お店の手入れを怠るな

お店の手入れを怠るな どんなに繁盛したお店でも必ず売上が下がる時がやってきます。 それは経営者やスタッフが手を抜いてるからでなく、時間が流れてるからなんです。 人間が必ず毎年歳を重ねて老化していくようにお店も老化していきます。 でも、人間でも…

売上は人通りで決まらない

売上は人通りで決まらない 大手チェーン店が出店の際に物件の交通量や通行量調査を行ないますが、その通行量が多ければ良いというわけではないんです。 どの種類の車がどれだけ物件の前を通ってるかを確認しています。 どれだけ多くてもトラックやダンプや商…

安易に値段を決めない

安易に値段を決めない 価格や値段、つまり値決めは経営の根幹を成すものなんです。 値段を仕入値に飲食店の一般的な原価率に応じて決めていませんか? 儲けたいからと、安易に値段上げていませんか? 近隣のお店が値下げしたから、自分のお店も値下げしよう…

最初の感動は入口から

最初の感動は入口から 店の印象は入口が開いた瞬間に決まります お店で意外と疎かになっているのが、来店時のお出迎えです。 お客様の立場からするとお店に入ってすぐに大きな声で「いらっしゃいませ!」という挨拶があると好感が持てますし、安心もするもの…

お客様に呼ばれる前に気付く

お客様に呼ばれる前に気付く 最近は、呼び出しベルをテーブルに設置してある店舗も多いために、従業員のお客様への注意力が劣っていると思われます。 個室が多い店舗はお客様が見えないためにベルに頼るのはしょうがないと思いますが、オープンな客席でもそ…

お客様を待たせるな

お客様を待たせるな 飲食店にとって待たせる時間は非常に重要なんです。 特に提供時間は重要でレストランや居酒屋では、大手企業では各社それなりに基準を設けています。 料理提供では、10分以内が待てる限界と考えて決めているようですが、飲食店はお客様が…

経営者のバランス感覚を大切に

経営者のバランス感覚を大切に 経営者の偏った知識、偏った経験、偏った思考では、バランスの整った経営を実現するのが難しくなります。 例えば、経営者のバランス感覚が悪ければ、業績が伸び悩んだり社員や取引先の不満が噴出するといった衰退リスクが高ま…

廃業は人生を終わりにするかも

廃業は人生を終わりにするかも 飲食店開業は一度失敗するとやり直しがきかないんです。 成功するには失敗経験が必要だとは良く言われます。 確かに失敗することで自分の無知や能力不足に気付き次の成功への糧となることも事実です。 つまり、チャレンジなく…

部下の心をつかむ

部下の心をつかむ 弱さや失敗談をありのままさらけ出すことが、部下の心をつかむんです。 弱みを隠して、強さばかり目立っても部下が付いてくるわけではありません。 そうであるならば、自分の弱みを自分から素直にさらけ出したほうがよっぽど潔いと思います…

飲食店経営は簡単じゃない

飲食店経営は簡単じゃない 芸能人やスポーツ選手が兼業だったり引退した後などに飲食店を経営する人が昔からすごく多いなぁって思います。 飲食店のプロから言わせてもらうとどれだけ飲食店経営を舐めてるんや! と、、、 でも、成功してる人はごく僅か。 開…

コンセプトにこだわれ

コンセプトにこだわれ 飲食店を経営するには、コンセプトにこだわることが大切です。 コンセプトとは、物事の概念のことを指します。 「どのような飲食店を経営していきたいのか?」「どういう形態のお店を出したいのか?」「どのようなスタイルをとるのか?…

経営理念を作れ

経営理念を作れ 経営に理念は必要です。 でも、その想いは経営者が思ってるだけでは体現は出来ません それを実現するためのツールがクレドとなります。 クレドとは、従業員が心掛けるべき企業の信条のことです。 有名なのが、リッツカールトンホテルのクレド…

心配りを大切に

心配りを大切に 心配りには、具体的に「目配り」や「気配り」などの行動が必要ですが、「気配り」はスタッフに対して仕事の間違いや失敗がないように注意を行き届かせることなんです。 その上で「心配り」はお客様に対してお客様の立場に立ちお客様の心情を…

飲食業は好きが一番

飲食業は好きが一番 飲食店経営者に必要な資質の一番は、飲食業が好きであることです。 飲食店経営は決して楽に儲けられる業種ではありません。 利益が出てる飲食店でも、売上の5%程度が普通なんです。 また、店舗の広さや席数で売り上げられる金額も限界が…

経営者は本物のリーダーになれ

経営者は本物のリーダーになれ 経営者や店長が、リーダーというと当たり前と思われますが、指示や命令さえしてたらリーダーと思うかもしれませんが、ただ指示や命令だけならバカでも出来ます。 本物のリーダーは、指示や命令を言葉にしなくても、スタッフは…

約束は破るな!

約束は破るな! この約束を守ると言う意味はいくつかあります。 ・時間を守る ・スタッフとの約束 ・お客様との約束 ・自分との約束 時間に関しては、基本中の基本なので、プライベートではルーズであっても仕事で時間を守るのは当たり前で、普通の店長以前…

クレームを怖がるな!

クレームを怖がるな! 飲食店の日報でコメント欄によく書いてあるのが「本日はクレームなし」です。 クレームが無いから店舗運営は大丈夫だという意味で書いてるんだと思います。 でも、大半のクレームは「サイレントコンプレイナー」と言って不満があっても…

出世させる人間を間違えない

出世させる人間を間違えない 出世させる人間を間違えると組織は崩壊する 仕事ができることは良いことです。 ただ、仕事ができる人間はともすれば諸刃の剣ともなり得る性質を持っているものです。 その背景に人間性が伴っていなければ、その人間はむしろ会社…

経営者はマネジメントを行う

経営者はマネジメントを行う マネジメントとは、3つの資源を使って事業を行い収益を上げることです。 3つの資源とは、 人、物、金のことであり、飲食業で例えると開業資金である金を使って創業します。 その際に人である社員やスタッフを活用します。 そし…

上司の果たすべき責任とは

上司の果たすべき責任とは 責任というと英語でDuty(デューティ)がありますが、これは義務という責任を表しています。 もうひとつResponsibility(レスポンシビリティ)がありますが、これは責務という意味で最悪にさせないとか成果をあげる責任の意味があ…

部下とコミュニケーションは取れていますか?

部下とコミュニケーションは取れていますか? ある調査で上司と部下のコミュニケーションの実態が記されていました。 上司に対して「部下とコミュニケーションが取れているか?」 取れている87%取れていない13% 部下に対して「上司とコミュニケーション…

経営者や店長は目立つな!

経営者や店長は目立つな! スターを育てろ! 自分でなんでもできる経営者や店長は自分がお店の中で目立ち、自分のお客様をたくさん作ります。 店長目当てで来店されるお客様も増えます。 でも、本当に優秀な店長は自分は目立ちません。お店全体をコントロー…

知ってるからやっているへ

知ってるからやっているへ 習得の四段階というものがあります。 物事を習得するときは、 ①知らない ②知っているができない ③意識すればできる ④やって出来ている という4つの段階を経て身につけることができるということです。 経営者も経営のための勉強で本…

組織は常に活性化すること

組織は常に活性化すること 普段働いていると、人間は「惰性的」になってしまう事も少なくありません。 「このままで結果に繋がるのか不安・・・」 「結果を出したいんだけど、いまいちモチベーションがあがらない・・・」 こういった事態に陥ってしまっては…

経営者の判断は重要

経営者の判断は重要 経営者は、会社の方向性や取組など常に意思決定を求められます。 そのような時、判断力は非常に重要です。 経営者が判断しなければならない状況は具体的に挙げてみても、取引先との関係の継続、新たな事業への参入、業績の改善方法の選択…

経営は論理的に考えること

経営は論理的に考えること 経営者にとって一番必要な条件は、論理的に考える力を持っていることなんです。 なぜなら、経営は論理の積み重ねだからです。 計画だけでなく実際に行動したあと、試行錯誤しながら条件を変化させてゆき、微調整しながら計測してい…

経営者は儲かったら還元しよう

経営者は儲かったら還元しよう 会社というのは、利益があがった時に必ず従業員に還元しなければいけない決まりはありません。 しかし会社が儲かっているのに、従業員には利益が還元されず経営者だけが潤ってしまう状況では当然従業員のモチベーションが下が…

会計を知ってますか?

会計を知ってますか? 経営は、常に「お金」と背中合わせです。 損益計算書や貸借対照表などキャッシュフローに関わる必要最低限の知識は備えておかなければなりません。 もっと言えば、金融経済や企業会計にも目を向けて知識を養う必要があります。 必要で…