飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

自分本位な店作りは繁盛しない

自分本位な店作りは繁盛しない

 


マーケティング用語で「プロダクトアウト」とは製造者論理であり、自分本位で物を売っていこうというものです。

 


この「プロダクトアウト」のお店が飲食業で典型的なのが、職人さん(板前・シェフと呼ばれる方)が独立したお店で良く見られます。

 


「自分の料理さえ出せば必ずお客は来てくれる」「こだわった料理しか出したくないから時間がかかって当たり前」「自分の味に合わない客はいらない」など、自己中心的な店作りしかしない店主も多く見られます。

 


でも、そういったお客様不在のお店で長続きした店を私は知りません。

 


こだわりのある料理を出すことは、お店の売りや個性の部分では大切だとは思うのですが、それはお客様が認めるこだわりでなければいけません。

 


自分本位に、お客様を合わそうとすることはこだわりではなく、ただの「わがまま」だと思うのです。

 


「プロダクトアウト」の反対語である「マーケットイン」がありますが、これはお客様が主体でありお客様が求めるものを提供することです。

 


「マーケットイン」のように飲食業に限らず事業の基本はあくまでお客様に満足していただくために何ができるか?なんです。

 


それを徹底的に追及するような店作りをしてほしいと思います。

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あんうBGMを流すな

安易にBGMを流すな

 


ほとんどの飲食店ではBGMの音楽を流しています。

 


多くはお店のコンセプトや業態に合った曲にしていると思いますが、中には今の流行りの曲を流したり、オーナーや店長の趣味の音楽を流している場合も少なくありません。

 


BGMというのはお店の印象を決めるとても重要な要素です。

音楽によって、簡単にお店の雰囲気をコントロールできてしまうのです。

 


お店のコンセプトに合ったBGMを選ぶことによって、売上げもアップするし、リピーターも増えます。

 


BGMを選ぶ際は、ただなんとなく選ぶのではなく、正しくBGMの効果と目的を理解した上で選びましょう。

 


また、音量も大切です。

大きすぎると会話が出来ないし、小さすぎるとBGMの意味がなくなってしまいます。

スピーカーの真下でも会話を邪魔しない音量にすべきです。

 


お客様は音楽を聞きにお店に行ってるわけではないので、顕在意識でBGMを捉えていることはありません。

 


無意識のうちになんとなく「いい雰囲気のお店だね」とか「落ち着きがあっていいね」と考えているわけです。

 

 

 

 


その無意識の世界はとても怖いです。でも、逆に考えれば、気づかないうちにお店のファンになってもらえるということです。

 


店長は気分でBGMを変えてはいけません。

BGMの効果というのは大きいですから、しっかりとしたコンセプトの中で使いましょう。

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お店の手入れを怠るな

お店の手入れを怠るな

 


どんなに繁盛したお店でも必ず売上が下がる時がやってきます。

 


それは経営者やスタッフが手を抜いてるからでなく、時間が流れてるからなんです。

 


人間が必ず毎年歳を重ねて老化していくようにお店も老化していきます。

でも、人間でもアンチエイジングと呼ばれるような老化を防止するような運動や美容で常に輝き続けることは出来ます。

 


お店も外観や内装やメニューなども時間遅れのように見られ、新しい輝いたお店にお客様を奪われていきます。

 


しかし、お店も人間のアンチエイジングと同じように外観や内装やメニューをリニューアルすることで輝きを取り戻すことは可能ですし、そうした「再生」をしなければ、いつかは淘汰されていきます。

 


ただ、人間もお店も老いたことを自分自身では感じないものです。

特に気持ちだけは若い頃や繁盛してた頃のままだと思っているものです。

 


自分自身や自分のお店を客観的に見て時代に取り残されないよう再生し続けることが繁盛の秘訣なんです。

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売上は人通りで決まらない

売上は人通りで決まらない

 


大手チェーン店が出店の際に物件の交通量や通行量調査を行ないますが、その通行量が多ければ良いというわけではないんです。

 


どの種類の車がどれだけ物件の前を通ってるかを確認しています。

どれだけ多くてもトラックやダンプや商用車が多い場合はその物件に飲食店が開業してもお客様になる可能性が低いため、通行量調査の評価は低くなります。

 


逆に通行量が少なくても自家用車が多く買い物や外食のために通る目的がある場合は評価は高くなります。

因みに、トラックなどが多い道路を産業道路、自家用車が多い道路を生活道路と呼んで区別しています。

 


そして、自動車用道路だけでなく、人が通る歩道や路地も通勤や通学で人通りが多い場合も素通りだけの通行量で評価は低くなります。

 


物件を選ぶ際には、このような店舗前通行量の性格や質なども考慮して判断することが非常に重要です。

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安易に値段を決めない

安易に値段を決めない

 


価格や値段、つまり値決めは経営の根幹を成すものなんです。

 


値段を仕入値に飲食店の一般的な原価率に応じて決めていませんか?

 


儲けたいからと、安易に値段上げていませんか?

 


近隣のお店が値下げしたから、自分のお店も値下げしようとしてませんか?

 


値段は、あくまでお客様が価値を認める最高の価格にしなければいけません。

 


値段を上げたければ、お客様に提供する価値を上げなければ、ただのぼったくりになります。

 


昔の尊敬する社長から「自分のポケットマネーで払っても満足する値段にしろ!」と言われました。

 


値段決める時に、お客様不在で決めていませんか?

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最初の感動は入口から

最初の感動は入口から

 


店の印象は入口が開いた瞬間に決まります

 


お店で意外と疎かになっているのが、来店時のお出迎えです。

 


お客様の立場からするとお店に入ってすぐに大きな声で「いらっしゃいませ!」という挨拶があると好感が持てますし、安心もするものです。

 


そこには顧客心理として自分の存在に気付いてほしいという欲求があるからです。

 


でもお店で働くスタッフの立場からすると他の仕事で忙しいときは「ずっと入口に注意していられない」というように自分勝手な意識が働くのではないでしょうか。

 


人間関係でも商売でも第一印象はとても大事なものです。

 


その第一印象である、お出迎えがしっかりできない店はお客様との関係作りでまず失格と言えます。

 


たとえ、他の仕事をしていても目や耳だけでも入口に注意を払うことはできます。

 


つまり五感を使ってお客様に注意を払うことが商売の基本なんです。

 


入口が開いた瞬間に「いらっしゃいませ!」をスタッフ全員ですべてのお客様に実行してください。

 


サービスが良くない店はまずここを変えるだけで劇的にお客様の表情が変わると思いますよ。

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お客様に呼ばれる前に気付く

お客様に呼ばれる前に気付く

 


最近は、呼び出しベルをテーブルに設置してある店舗も多いために、従業員のお客様への注意力が劣っていると思われます。

 


個室が多い店舗はお客様が見えないためにベルに頼るのはしょうがないと思いますが、オープンな客席でもそれに頼り切っている店舗があるのは残念なものです。

 


以前は、お客様が視線を上げて周りを見たり、メニューを見たあと閉じるような仕草をしたらテーブルに行くように指導したものです。

 


でも最近は店長や社員も呼ばれるまで動かない店が多くなっていると思います。

 


最悪なのはお客様に注意を払わずに、パントリーでおしゃべりに興じて、お客様の声や呼び出し音に気付かない店舗も少なくありません。

 


お店のサービスレベルはそんなスタッフの注意力や気付き、気遣いで決まるのではないでしょうか。

 


呼び出しベルがあるないに関わらずお客様への注意や気遣いを忘れないことが大切です。

 


本当はすごく当たり前のことなんですが、当たり前のことを徹底的にやるお店が本当に支持されると思います。

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