飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

叱ると怒る

叱ると怒るの違いとは 叱るには部下の成長を促す目的があります。 部下のできていない点や改善すべき点を指摘し、今後に活かして成長してもらいたいと思って叱るんです。 しかし、怒るはそういった目的はありません。 ただ感情をぶつけるだけです。 この違い…

QSCレベル

飲食店店長がいま直面する課題解決の教科書 第2章集客 「QSCレベルを上げろ」 飲食店にとってQSCは基本中の基本なんです。 なぜ基本かと言うと、QSCのレベルが低くなると100%売上は減少します。 しかし、QSCが普通のレベルだけでは売上が上がる保証はありま…

意識

店長に必要な意識とは 飲食店店長にとってもっとも重要な意識とは、店舗に必要なすべての仕事はすべて店長である自分の仕事だと思うことなんです。 お客様への接客も清掃も、店によっては調理もすべて店長が行うべき仕事だと意識することです。 それらすべて…

質問力

質問力を発揮せよ! 質問力を発揮することは、上司の頭の中と部下である自分の頭の中を同じイメージにするということなんです。 上司が求めるアウトプットイメージとギャップがないように、対話を通じてイメージの統一をするんです。 この質問を中心とした上…

値引き

値引きで価値を下げるな! 知り合いだからとか、常連客だからと言ってサービスのつもりで値引きするとお店の価値を下げます。 つまり、安易に値引きすることで「簡単に下げられる」と思われ、定価が意味のない価格と理解されてしまいます。 もし、お客さんか…

部下に合わせた方向

リーダーは部下に合わせた方向を示せ! 現在では、個人が求めるものや生き方がますます多様化しています。 だからこそ、リーダーはこれからは部下一人ひとりを理解し、その人のモチベーションの刺激してあげる必要があるんです。 今の時代は、皆が同じ夢を見…

提供心理対策編

顧客心理学講座 第15章 提供心理対策編 料理が提供される際のお客様の心理は注文した料理が忘れられていないかどうかに尽きます。 飲食店の料理提供は最長でも、10分以内に提供されなければなりません。 ただ、実際には5分から7分で提供されることが理想です…

言葉のとらえ方

言葉のとらえ方は人による 言葉を発した側には悪気がなくても、受け取り手がその言葉をどうとらえるかは、コントロールすることができません。 いくらプラスの意味で発していたとしても、相手がマイナスの意味でとらえているなら、その時点で言葉のギャップ…

夢は立場によって違う 経営者が思い描く会社の夢というのは、「いつまでに売上をどのくらいまで伸ばして、このくらいの規模の会社にしたい」「会社を上場させたい」といったことが多いです。 そうすることが従業員もうれしいだろうと思っている経営者がいま…

温かい料理

温かい料理は温かいまま提供せよ! 温かい料理は温かいままというのは当たり前だと思う人が大半だと思います。 でも、意外と疎かにされているものなんです。 飲食店では昔から、「熱いものは熱いうちに。冷たいものは冷たいうちに」というのは、よく言われて…

理性的

経営者は理性的であれ! どんな経営者でも起業した当初は自分の強い想いがあり、従業員に対して想いを感情的に伝えることがあります。 また、その想いが従業員を惹きつけることで一種の人気者の経営者になることは少なくありません。 しかし、経営が順調にい…

付加価値を上げろ

飲食店店長がいま直面する課題解決の教科書 第1章メニュー 「付加価値を上げろ」 基本的に飲食業は付加価値のビジネスです。 野菜や肉や魚などの食材に付加価値をつけることで食材原価以上の価値にするビジネスです。 だから、付加価値の価値が高ければ高い…

観察眼

店長は観察眼を磨け! 飲食店店長の仕事は、お客様に満足していただき、結果として売上を上げて利益を確保することです。 お客様満足のためには、お客様の来店からお帰りになられるまでの一連の流れを仕組み化して、いつどのようなお客様が来店しても同じよ…

想像力

想像力を鍛えろ! 想像力は経営者にとって必要不可欠な能力なんです。 想像力は、経営数値から現場で何が起きているかという原因を追求して経営改善を図るために必要な能力です。 逆に現場を見て結果としての経営数値が想像できることも同じように大切なんで…

人手不足

人手不足でお店を潰すな! 近年、人手不足で倒産する企業がサービス業や建設業中心に増えています。 その際の経営者の言い分は、人手不足になっているのは政治が悪いとか世の中が悪いとか、他責にすることが多く見られます。 でも、他責にしたところで何も解…

注文心理対策編

顧客心理学講座 第14章 注文心理対策編 注文時のお客様の心理は大きな声を出してスタッフを呼びたくない、大きな声を出して他の客から注目されたくないというものです。 こういうお客様の心理のために、呼び出しベルが導入されました。 最近では、テーブルに…

懐かしさに浸る

懐かしさに浸るな! 年齢を重ねると昔を懐かしむ人は少なくありません。 それは、自分の残りの人生が見えてくるのか、あまり面白くはない未来を思うからなんです。 誰だって、若いころは輝かしい未来を夢見ていたでしょうから、現実とギャップが生まれるのは…

サブスク

飲食店にサブスクは馴染まない 最近、サブスクリプションを導入する企業が増えているが、大手チェーンが導入してすぐに撤退する事態も起きている。 定額で食べ放題や飲み放題は魅力的ではあるが、根底にお客様満足が無ければ長続きはしないんです。 あくまで…

リスペクト

自ら部下をリスペクトせよ! どんな人間関係も相互の尊敬や信頼が無ければ長く続くことはありません。 特に、ビジネスにおいては金銭が絡むためにプライベートな人間関係以上に尊敬が必要だと思うんです。 これは組織や会社内での上司や部下の間でも、相互の…

友達

友達をあてにするな! 飲食店を開業する人で開業動機が、「友達が多いからみんなお客さんになってくれる」 と恥ずかしげもなく言う人は絶対に成功しません。 飲食店は特に、人それぞれ好きな味や好きな雰囲気などこだわりがあるものです。 いくら友達が飲食…

気持ちで負けない

ナンバー2は気持ちで負けるな! 中小企業でナンバー2になる人材は中途採用で入社する場合が多く、部下と人間関係がない状況でナンバー2としての職務を行う場合が多いため、部下からバッシングを受けることが少なくありません。 私自身、入社当初から営業本部…

即断即決

即断即決が成功の秘訣 開業相談や立て直し相談で、即断即決しなくて、のちに成功をつかんだ人は誰もいません。 私に依頼しなかったというよりも、成功するチャンスとタイミングを見誤ったからなんです。 そういう人は、相談は多くのコンサルタントや目上の人…

目標

目標を高くし過ぎるな! 人は「できない」と感じることに挑戦しないものです。 多くの企業では、社員個々の目標を設定し、それに向かって行動することで個々の成長を促します。 このとき、多くの上司は、高い目標を設定すれば、それだけ成長すると思っていま…

休みを増やす

飲食店こそ休みを増やせ! 飲食店こそスタッフに十分な休みを取ってもらうことが大切なんです。 飲食業は感情のビジネスだから、お客様に感動や満足をしていただくためには、スタッフが常に健康的で笑顔にあふれた店舗運営が不可欠なんです。 休みは週1回も…

弱者の立場

リーダーは弱者の立場に立て! これまでコロナウイルスの支援策では二転三転したり、まだ十分な支援になっていません。 また、飲食店には時短要請での協力金は出しても、飲食店に関わる業種への支援も少なく苦境に立たされている企業や経営者は少なくありま…

案内心理対策編

顧客心理学講座 第13章 案内心理対策編 案内時のお客様の心理は、「どんな席に案内されるのだろう?」や「隣りに変な人がいないかなぁ」といった不安感になります。 お客様の不安を解消するのは、個室が一番ですが、個室がない場合にはあらかじめお客様にど…

変革

変革は経営者の自己変革から 組織を改革しようと経営者が従業員を鼓舞しても経営者自身が変わらなければ組織が変わることはありません。 私が前職でナンバー2をしていた時に、店長会議から変えようと全員スーツとネクタイ着用を義務付けて、服装から改革を始…

差別

お客様を差別するな! 飲食店ではスタッフにお客様とコミュニケーションをとって仲良くなり、リピーターにする指導をすることが少なくありません。 お客様と楽しく会話をする。 お店で、こんなことが起こればそれはとても素晴らしいことです。 特に、仲が良…

指示

指示は具体的に出せ! 部下に指示を出す時は具体的にすることが大切です。 これは上司が部下に指示する時の基本です。 期限を伝えず、なるべく早くでは、いつまでかかるかわかりませんし、 やらない部下も現れるものです。 また、頑張れ!といくら言っても、…

飲食店開業

飲食店開業の危険性 昨年は飲食店の廃業が過去最多となりました。 オーナーは当然廃業と同時に職を失います。 同じように雇われ店長も職を失いますが、原因がオーナーの経営にあったとしたらもっと辛いと思います。 廃業した飲食店の大半がコンサルタントな…