飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独

孤独に打ち勝て! 経営者は常に決断を迫られています。 特に現在のような経営危機の状況では、毎日のように決断や判断を迫られると思います。 その決断の重要度が高くなればなるほど、誰かに相談するいうことが難しくなっていきます。 どのようなことの決断…

過去の栄光

過去の栄光 過去に築いた実績や栄光、成功体験は人間にとって自信を持つためには必要不可欠です。 それがやる気を生み出す糧となればいいのですが、人間は得てしてその栄光が傲慢な態度につながることが少なくありません。 また、栄光によって出世した場合に…

想い

想いに寄り添え! 飲食店はお客様が目の前にいて、その思いを肌で感じることができます。 良い思いも悪い思いも身近に感じます。 美味しかったら美味しいという言葉や笑顔になるなどの反応があります。 逆に、接客や店内で不快な思いをしたら不快な反応があ…

コンサル実例集

コンサル実例集⑧ トンカツ店開業資金調達の巻 愛知県の異業種の経営者の方からトンカツ店を開業したいという相談がありました。 ただ、自己資金がほとんどないとのことでした。 物件もない中の開業なので、1000万円程度の借入金が必要になると思ったので、親…

仕組み

仕組み作り 仕組みという言葉を聞いたことがあると思います。 英語ではシステムと言います。 これは個人の能力のあるなしに関わらず正確に運営するためのものです。 つまりマンパワーに頼らずに仕組みで安定した経営をするためには不可欠なものなんです。 仕…

当たり前のこと

当たり前のこと 温かい料理は温かいままというのは当たり前だと思う人が大半だと思います。 でも、意外と疎かにされているものなんです。 飲食店では昔から、「熱いものは熱いうちに。冷たいものは冷たいうちに」というのは、よく言われていますが、忙しいと…

先義後利

先義後利 先義後利とは「孟子」の言葉で、「義を先にして、利を後にする者は栄える」という意味なんです。 利つまり自分の利益を先に求める者は決して栄えないと言えます。 これを経営に置き換えると、企業の利益は、お客様・社会への義を貫くことで、信頼を…

コンサル実例集

コンサル実例集⑦ 和食店の評価制度の巻 愛知県の和食店から社員とパートアルバイトさんの評価制度と給与制度を作りたいという依頼でした。 私自身、前職で社員の評価制度と給与制度を構築して運用してきましたので、そのノウハウを生かしてクライアントさん…

来店しない人

来店しない人を知る 喜んでもらう人を増やすためには、現在のお客様だけでなく、来てないお客様のことを知ることが重要です。 なぜなら、現在のお客様よりも、お客様になっていない人の方が圧倒的に数が多いからです。 経営に影響を及ぼすような大きな変化は…

功禄徳地

功禄徳地 これは「功あるものには禄を、徳あるものには地位を」中国の歴史書「書経」にある言葉です。 意味は「成果を上げたものには高い給料を与え、人格の高い者には地位を与えなさい」となります。 しかし、多くの企業や組織では営業成績が高い人間を出世…

変わること

変わること、、 組織が変わろうとする際に、拒否反応を示す人は少なくありません。 拒否反応を示す人たち、いわゆる「抵抗勢力」の人たちは自分たちが改革の際にはリストラされるのではないかという恐怖心でいっぱいなるからなんです。 でも、経営は常に改善…

コンサル実例集

コンサル実例集⑥ イタリアン集客の巻 オーナーがワンオペで経営する岐阜県のイタリアンの依頼でした。 このお店は、小さなお店でランチからディナーまで1人で運営してたのですが、自分の給料も取れない状況で非常に厳しい経営でした。 こういうお店は、売上…

目的来店

目的来店とは、、、 これからの飲食店経営は、お客様の来店目的がはっきりしないお店が繁盛することはありません。 コロナ禍でも飲食店を開業する人は少なくありませんでした。 コロナ前でも飲食店は開業後2年で半分が廃業する厳しい業界でしたが、コロナが…

コンサル実例集

コンサル実例集⑤ ラーメン店マニュアル製作の巻 東京都と埼玉県で中華料理店とラーメン店を経営する会社から、埼玉県のラーメン店を改装するので、改装に合わせて清掃マニュアルを新たに製作してほしいという案件でした。 今回のマニュアルについては、誰が…

人間性

人間性が大切 リーダーのイメージというと、部下をしつけるような厳しいリーダーを思い浮かべる人は多いと思います。 たしかに、以前の日本ではお父さんである家長が絶対的な権力を持ち、妻も子供も家長の言うなりに従うことが当たり前でした。 だから、社会…

飲食店店長

飲食店店長が身に付けること 私が店長研修で大切にしていることは、マネジメントスキルや知識だけではなく考え方から教えるのです。 店長としての資質や店長としての心の準備ができていないスタッフにマネジメントスキルや知識だけ教えるのは頭でっかちな人…

仮説思考

仮説思考 仮説とは、一を聞いて十を知り何が起きているか考える。 つまり、小さな1つの事実からそこに隠された問題を仮説として想像することなんです。 例えば、いつも利用してる飲食店に行ったらスタッフの笑顔がなかったとします。 笑顔がなかったという…

コンサル実例集

コンサル実例集④ ナンバー2研修の巻 愛知県で居酒屋を経営するオーナーから幹部社員の研修の依頼をいただきました。 今後、会社を発展させるために社員の能力を上げることが必要と考え、私のナンバー2の考え方に共感して依頼していただきました。 企業が発展…

商圏

商圏を見直す コロナが収束しても以前のように来客が戻ってない飲食店は少なくないと思います。 コロナ禍により人々の仕事や生活が一変して「食」における考え方や行動も変わったことが大きな原因だと考えられます。 実際に、毎日居酒屋で飲んでた人が家飲み…

平等と公平

平等と公平 上司は部下に対して平等に扱うことが大切です。 最近では部下をエコ贔屓したり、逆にイジメに近い扱いをする上司は少なくありません。 また、平等ということですべてに一律にして給料も待遇も同じにする上司もいますが、給料に影響する評価は公平…

ドラッカーと飲食店経営

ドラッカーと飲食店経営 第19回 知識労働者 ドラッカーいわなく、知識を用いて成果を上げる人間はすべて知識労働者である。 つまり、店長は元よりアルバイトスタッフにおいても成果を上げる人間は知識労働者となり、店舗のQSCや売上、利益獲得のためのアイデ…