飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

値段を下げるな!

値段を下げるな!

 


売上が上がらない場合に、値段を下げる飲食店は少なくありません。

 


しかし、最近では原材料は上がり、人件費も最低時給が上がっているなど経費が高騰して飲食店を苦しめています。

 


お客様も安売りを歓迎し、大手チェーンはそれに合わせるように安売りメニューのキャンペーンを行っています。

 


でも、小さな飲食店が大手チェーンのマネをしても利益が出ずに忙しくてもお金は残らない状態になります。

 


小さな飲食店が生き残るためには、逆に値段を上げてそれ以上の価値をお客様に提供するしかありません。

 


高い値段でもお客様に満足してもらう価値は何なのか?

それが飲食店経営者に求められる知恵の使い方なんです。

 


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飲食店のレベルは入口で決まる

飲食店のレベルは入口で決まる

 


店の印象は入口が開いた瞬間に決まります

 


お店で意外と疎かになっているのが、来店時のお出迎えです。

 


お客様の立場からするとお店に入ってすぐに大きな声で「いらっしゃいませ!」という挨拶があると好感が持てますし、安心もするものです。

 


そこには顧客心理として自分の存在に気付いてほしいという欲求があるからです。

 


でもお店で働くスタッフの立場からすると他の仕事で忙しいときは「ずっと入口に注意していられない」というように自分勝手な意識が働くのではないでしょうか。

 


人間関係でも商売でも第一印象はとても大事なものです。

 


その第一印象である、お出迎えがしっかりできない店はお客様との関係作りでまず失格と言えます。

 


たとえ、他の仕事をしていても目や耳だけでも入口に注意を払うことはできます。

 


つまり五感を使ってお客様に注意を払うことが商売の基本なんです。

 


入口が開いた瞬間に「いらっしゃいませ!」をスタッフ全員ですべてのお客様に実行してください。

 


サービスが良くない店はまずここを変えるだけで劇的にお客様の表情が変わると思いますよ。

 


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お店を持つことが経営ではない

お店を持つことが経営ではない

 


飲食店を開業するハードルは高くはありません。

 


特に資格も必要ではなく、保健所の営業許可さえ取得できれば、ある意味誰でも開業することができます。

 


また、最近の食材は冷凍食品を中心に、手作り感のあるものが多く、本格的な料理を提供することも難しくはありません。

 


また、お店を飲食店として作り上げることも、それぞれ専門家がいるために、自分で知識や能力を身に付けなくても開業は可能です。

 


物件は、店舗専門の不動産業者、建築は店舗デザイナーや店舗専門工務店、メニュー開発を代行する管理栄養士や食品メーカー、販売促進を行う広告代理店、融資や経理関係は税理士などの専門家を利用することで、開業は簡単にできるものです。

 


ただ、それは開業するまでのことであり、経営自体は開業してから始まります。

 


開業してからは、誰も当てにはできません。

 


飲食店も経営なんです。

経営とは、顧客の創造、つまりお客様が増えない、お客様が喜ばないビジネスでは経営したことになりません。

 


だから、お店を持つことを目標にするのではなく、お客様に喜んでもらうことを考えることが大切なんです。

 


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経営者は不器用が成功する

経営者は不器用が成功する

 


よく「私は不器用で、要領が悪いんです。話すときも機転が利かなくて、 後で後悔ばかりしています」 という人がいます。

 


でも不器用な人は、確実に成長していける人だと思うんです。

 


器用な人は、その場では すぐ出来ますが、その分すぐ忘れてしまいます。

 


それにすぐ出来てしまうためそこから先が深まっていきません。

 


また、大きな失敗をしたとき心が折れやすいのは比較的器用な人です。

 


「自分は不器用だ」と分かっている人は、人一倍努力します。

 


事前の準備も器用な人に比べると、綿密で準備万端で物事に取り組もうとします。

 


何度も失敗し、その怖さを知っているからです。

 


時間はかかりますが確実に自分のものにしていくものです。

 


そうするとある日、コツコツやってきたことが線でつながり突然色々なことに対応できるようになるものです。

 


どんなに時間がかかっても、あきらめずコツコツと努力するような「不器用さ」って愛すべきものかもしれません。

 


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売り切れを自慢しない

売り切れを自慢しない

 


ラーメン店で、スープがなくなったから閉店する店は少なくありません。

それを繁盛店のように自慢する人もいます。

 


でも、飲食店の基本は営業時間を守ることと、メニューの売り切れは起こさないことです。

 


私自身、マクドナルドで15年勤務していましたが、マクドナルドでは売り切れはダブーでした。

 


もし、食材が切れそうな時は、近隣店舗に借りに行って、売り切れにしないのは常識になっていました。

 


居酒屋の鮮魚メニューで、仕入れた魚が完売しての売り切れはしょうがないところもあります。

 


鮮魚なので、余らせても翌日に使えないこともあるので、売り切れもあると思います。

 


しかし、グランドメニューや定番メニューで売り切れはいけません。

 


売り切れで閉店することは、営業時間というお客様に対しての「約束」を破る行為でお店の信用をなくすことになります。

 


また、メニューの売り切れも、せっかくそのメニューが食べたいと思って来店したのに、そのメニューがないのは詐欺にあったようなものです。

 


飲食店店長は、絶対に傲慢になってはいけません。

お客様と約束した、営業時間やメニューは守ることは当たり前のことです。

 


これから飲食店経営は、益々厳しさを増していきます。

そのために、真摯に飲食店経営に取り組むことが大切なんです。

 


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謙虚が大切

謙虚が大切

 


今回のコロナの影響で、経営が立ち行かなくなり、廃業や倒産する会社が増え続けています。

 


ただ、コロナの影響以前に経営を失敗している人は少なくありません。

 


そして、失敗する経営者には「勘違い」「傲慢」「強欲」「不信」など、自分が「成功者」と思ったときから生まれてくるような思いが芽生えてきた人が多いと思います。

 


本当に成功する経営者は、絶対に「謙虚さ」を忘れないものです。

 


私自身、いろいろな経営者を見てきましたが、常に謙虚で勉強を忘れない経営者が、最後には成功を手にすると思います。

 


ただ、そういう経営者はどんなに会社が大きくなっても「成功」したとは本人は思っていません。

 


偽物は、ちょっと上手くいっただけで自分を成功者と勘違いしますが、すぐにメッキが剥がれます。

 


本物の成功者は、死ぬまで成功したとは思わないし、ただただお客様満足の追及の積み重ねをするだけで人生を終えていくものです。

 


謙虚さを忘れずに、自分がやるべき仕事を淡々と行う経営者が、後々尊敬される経営者になっていくのだと思います。

 


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組織に必要な自浄作用

組織に必要な自浄作用

 


世の中には、組織の論理と称して不正なことや、上司によるパワハラやセクハラなどが隠蔽されることは少なくありません。

 


隠蔽する人たちは、「組織を守る」という大義名分で、弱い立場の人間を傷つけています。

 


それは、政治家も経営者に有りがちな権力を振りかざす行為です。

 


それに対して、勇気のあるメンバーが内部告発をすることもありますが、たいていは人事で閉職に追いやられて、何事もなかったかのように不正を行う組織もあります。

 


でも、長い目で見て、不正を行う組織が延命することはありません。

 


当然、人間がすることだから、不正や間違いはどんな組織にも生まれるものですが、組織が長く繁栄するためには、組織自体に自浄作用が働くことが重要なんです。

 


リーダーはリーダーの責任として、自浄作用が適切に働く組織にすることが求められるんです。

 


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