飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

できない自分

できない自分と決別する 「できない自分」でいることは残念なことのようでも、実は本人からしたら安定している意識もあります。 「できない自分」が「できる自分」になってしまうと今までの自分の周りの世界が変わってしまいます。 何よりも、自分が変わって…

温かい料理

温かい料理は、、、 温かい料理は温かいままというのは当たり前だと思う人が大半だと思います。 でも、意外と疎かにされているものなんです。 飲食店では昔から、「熱いものは熱いうちに。冷たいものは冷たいうちに」というのは、よく言われていますが、忙し…

組織の空気

組織の空気とは、、、 スポーツの世界は正直です。さっきまで絶対にいける!というチームの雰囲気だったのが、あるミスをきっかけに一気に、敗戦ムードになるというのはよくあることです。 この「空気」というぼんやりとしたものを考えるためには、従業員は…

学びに年齢は関係ない

学びに年齢は、、、 自分よりも年下だからと言って、学びになるセミナーに参加しない人や参加しても後ろの方で聴いている人は少なくありません。 でも、そういう人に限って仕事や人間関係の中で自分のプライドが行動に悪影響を及ぼすものです。 確かに、経験…

なぜ来店しないのか?

なぜ、来店しないのか? 喜んでもらう人を増やすためには、現在のお客様だけでなく、来てないお客様のことを知ることが重要です。 なぜなら、現在のお客様よりも、お客様になっていない人の方が圧倒的に数が多いからです。 経営に影響を及ぼすような大きな変…

未来を描く

未来の絵を描く リーダーは未来の絵を描くことが仕事なんです。 10年後ではなく、最低30年後の組織のあるべき姿を思い浮かべ、思い浮かべた理想の絵を組織全体に見せることがリーダーの仕事なんです。 確かに目先の利益、売り上げは食べて行くために必要な事…

提供心理

顧客心理学講座 第5章 提供心理学 料理提供は提供時間が5分から7分であれば問題がないのですが、7分を超えてくると「注文が通っているか?」「忘れられてる?」など不安な気持ちが出てきます。 そして、10分を超えるとイライラが始まり、20分になると完全に…

自己保身

自己保身は見苦しい 今回の自民党の政治家による政治資金規正法違反の問題では、秘書のせいにするなど自己保身のような発言はよく見られています。 自己保身はビジネスの世界や普通の人間関係でも見られるものです。特に、立場が上の人間ほど自己保身に走る…

目的来店

目的来店とは、、、 これからの飲食店経営は、お客様の来店目的がはっきりしないお店が繁盛することはありません。 コロナ禍でも飲食店を開業する人は少なくありませんでした。 コロナ前でも飲食店は開業後2年で半分が廃業する厳しい業界でしたが、コロナが…

孤独に打ち勝つ

孤独に打ち勝つ 経営者は常に決断を迫られています。 特に現在のような経営危機の状況では、毎日のように決断や判断を迫られると思います。 その決断の重要度が高くなればなるほど、誰かに相談するいうことが難しくなっていきます。 どのようなことの決断で…

聞き上手

聞き上手になるには、、、 まず、自分の話を持ち出さない 聞き上手になるためにまず一番重要なのは、相手に共感する気持ちを持つことなんです。 例えば相手が悩み事について語っているのなら、親身になって耳を傾けてあげることが大切だといえます。 ここで…

飲食店店長

飲食店店長には、、、 私が店長研修で大切にしていることは、マネジメントスキルや知識だけではなく考え方から教えるのです。 店長としての資質や店長としての心の準備ができていないスタッフにマネジメントスキルや知識だけ教えるのは頭でっかちな人間を作…

仕組み

仕組みとは、、、 仕組みという言葉を聞いたことがあると思います。 英語ではシステムと言います。これは個人の能力のあるなしに関わらず正確に運営するためのものです。 つまりマンパワーに頼らずに仕組みで安定した経営をするためには不可欠なものなんです…

注文心理

顧客心理学講座 第4章 注文心理学 注文時のお客様の心理は、注文用のタブレットや呼び出しブザーがないお店ではスタッフを大きな声で呼ぶことが恥ずかしくて躊躇する人は少なくありません。 私自身、スタッフを教育する際にお客様がメニューを閉じたりテーブ…

過去の栄光

過去の栄光は、、、 過去に築いた実績や栄光、成功体験は人間にとって自信を持つためには必要不可欠です。 それがやる気を生み出す糧となればいいのですが、人間は得てしてその栄光が傲慢な態度につながることが少なくありません。 また、栄光によって出世し…

思いに寄り添う

思いに寄り添う 飲食店はお客様が目の前にいて、その思いを肌で感じることができます。 良い思いも悪い思いも身近に感じます。美味しかったら美味しいという言葉や笑顔になるなどの反応があります。逆に、接客や店内で不快な思いをしたら不快な反応がありま…

変わる

変わること、、、 組織が変わろうとする際に、拒否反応を示す人は少なくありません。 拒否反応を示す人たち、いわゆる「抵抗勢力」の人たちは自分たちが改革の際にはリストラされるのではないかという恐怖心でいっぱいなるからなんです。 でも、経営は常に改…

先義後利

先義後利とは、、、 先義後利とは「孟子」の言葉で、「義を先にして、利を後にする者は栄える」という意味なんです。 利つまり自分の利益を先に求める者は決して栄えないと言えます。 これを経営に置き換えると、企業の利益は、お客様・社会への義を貫くこと…

商圏を見直そう

商圏を見直そう! コロナが収束しても以前のように来客が戻ってない飲食店は少なくないと思います。 コロナ禍により人々の仕事や生活が一変して「食」における考え方や行動も変わったことが大きな原因だと考えられます。 実際に、毎日居酒屋で飲んでた人が家…

仮説思考

仮説思考とは、、、 仮説とは、一を聞いて十を知り何が起きているか考える。 つまり、小さな1つの事実からそこに隠された問題を仮説として想像することなんです。 例えば、いつも利用してる飲食店に行ったらスタッフの笑顔がなかったとします。 笑顔がなか…

案内心理

顧客心理学講座 第3章 案内心理学 入口であいさつを受けた後は客席に案内されるか「お好きなお席にどうぞ」という言葉で席につくことになります。 その時にお客様は何を思うのか?今回のテーマは席に着くまでのお客様の心理は、どんな席なのか?他のお客さん…

人間性

人間性で引っ張る リーダーのイメージというと、部下をしつけるような厳しいリーダーを思い浮かべる人は多いと思います。 たしかに、以前の日本ではお父さんである家長が絶対的な権力を持ち、妻も子供も家長の言うなりに従うことが当たり前でした。 だから、…

スタッフを活かす

スタッフを活かせ! 飲食店のレベルを上げるために、経営者や店長があれこれ教育と称して指示や命令する場合は少なくありません。 経営者や店長自身が飲食店経営に対する知識や経験が豊富であれば多少は間違ってないと思います。 しかし、それで店舗レベルが…

功禄徳地

功禄徳地とは、、、 これは「功あるものには禄を、徳あるものには地位を」中国の歴史書「書経」にある言葉です。 意味は「成果を上げたものには高い給料を与え、人格の高い者には地位を与えなさい」となります。 しかし、多くの企業や組織では営業成績が高い…

与えること

与えるとは、、、 人間は自己中心でいると、他者や他人から何かもらおうとか奪うことばかり考えるものです。 でも、そういう人間は結果的にはもらうことも奪うことも出来ず奪われるだけなんです。 因果応報の世界では当たり前なんです。逆に、与える意識を持…

廃業する前に

廃業する前に、、、 飲食店の廃業がコロナ禍よりも増えており、今後益々廃業店が増加していくと思います。 廃業する理由は、それぞれあると思いますが、唯一共通しているのが廃業する1カ月前くらいには経営者の気持ちが切れているということなんです。 また…

平等と公平

平等と公平とは? 上司は部下に対して平等に扱うことが大切です。 最近では部下をエコ贔屓したり、逆にイジメに近い扱いをする上司は少なくありません。 また、平等ということですべてに一律にして給料も待遇も同じにする上司もいますが、給料に影響する評価…

入口顧客心理

顧客心理学講座 第2章 入口心理学 入口前にお客様が立って、まず思うことは「トビラを開けたらすぐにあいさつがあるだろう」という心理です。 あいさつがすぐにあるということは自分はこのお店に歓迎されるというバロメータになるため、お客様は多少なりとも…

次にいく

次どうするのか? 私自身、人生の中で仕事もプライベートも数え切れないほど失敗を重ねてきました。 でも、失敗しても落ち込んでいる時間は意外に短いでした。自分の性格的なところもありますが、基本的に失敗しても「まぁしょうがないよね」と気持ち切り替…

お店の活気

良いお店には活気がある 飲食店の活気は、お客様へのあいさつの笑顔や元気さから生まれるのではありません。 実は、その前のスタッフ同士でのコミュニケーションなどの声かけから生まれるんです。 キッチンから料理をデシャップに出す際に「お願いします!」…