若いうちに、挫折を経験することは必要です。
全力を尽くしてはじめて、壁にぶつかり、自分の限界を知ることができるんです。
「限界を知る」とは、殻に閉じこもるというような消極的な意味ではありません。
最大限の努力をして壁にぶつかった人は、何も努力をしていない人よりも、はるかに広い世界を知っているといえます。
つまり「自分の限界を知る」とは、「自分の世界を最大にまで拡げる」ということなんです。
自分の限界を知り、身の程をわきまえるということが、大人になるということです。
限界を知らない人は、
「自分の実力はこんなものではない」「本当はやればできる」などといつまでも言い訳をして、結局何も成し遂げずに終わるんです。
自分に何ができるか、何ができないかを知り、できるかぎりのことをして、その中に喜びを見いだすのが、幸せな生き方ではないでしょうか。