飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

全店が一号店のつもりで

全店が一号店のつもりで

 


飲食業の成功というと、多店舗化、チェーン店化、海外展開などをイメージします。

 


しかし、急激に拡大を続けられる企業はほとんどありません。

 


それは、店舗数を増やすことと企業としてのレベルアップとはギャップがあるのが飲食業だからなんです。

 


飲食業は店舗数が少ない方が店舗レベルは高く、店舗数が増えるに従ってレベルが落ちるんですが、

経営者自体は、店舗数が増えることで企業として成長していると勘違いしています。

 


飲食業以外の企業が発展する場合は社員のレベルも上がるものです。

それは企業内でイノベーションを繰り返し、試行錯誤することで社員が成長するからです。

 


でも、飲食業のチェーン店では同じ店舗が増えるだけで、多少メニューやコンセプトが変わるだけで、社員が成長する機会は社員が増えてマネジメントする人間が増えるくらいなんです。

 


チェーン店も人材教育が店舗数拡大に合わせた場合は良いのですが、急激に拡大する場合は人材が追いつかないために店舗レベルの低下が現れてきます。

 


飲食業を成長させる場合は一号店と同じレベルを保てることを条件に出店することが必要なんです。

 


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