飲食店コンサルタント服部直紀

飲食店経営者と店長のためのブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

背負う覚悟

最後に背負う覚悟を持て 誰でもリーダーの立場になると、部下を最初から最後まで管理しなければならないと思うものです。 しかし、リーダーが1から10まで責任を負ってチームの動きを管理してはいけません。 大切なことは、まず部下を放牧し、大きな権限をを…

こだわり

他にはないこだわりで勝負しろ! 今回のコロナで、ふらっと立ち寄るような居酒屋が大打撃を受けています。 こういう居酒屋は、不特定多数が集まりソーシャルディスタンスもままならない状況で、誰もが避けたくなる飲食店になっています。 ある意味、そういっ…

やる気

やる気だけで評価するな! 部下をモチベーションが高くやる気があるかどうかで評価するリーダーは少なくありません。 しかし、人間は性格によって気持ちが表情や態度への表れ方は違うものです。 だから、表に表れた部分だけで評価してしまうと、性格的に表れ…

忘年会

コロナ禍の忘年会を変える 忘年会と新年会をやらない大企業は9割に上るとの話題があります。 居酒屋業態では、忘年会が年間の一大イベントでした。 しかし、コロナ禍により大人数での忘年会はほぼ無くなります。 したがって、今後は大人数の宴会を当てにしな…

バランス感覚

経営者はバランス感覚を持て! 経営者の偏った知識、偏った経験、偏った思考では、バランスの整った経営を実現するのが難しくなります。 例えば、経営者のバランス感覚が悪ければ、業績が伸び悩んだり社員や取引先の不満が噴出するといった衰退リスクが高ま…

ピークタイム

店舗レベルはピークタイムで分かる 飲食店がレベルが高いお店かどうかは1番忙しいピークタイムで判断しなければいけません。 ヒマな時間帯を見ても良くて当たり前、悪ければピークタイムは見るまでもありません。 飲食店はピークタイムにどれだけ客席を回転…

私物化

会社を私物化するな! 私が以前ナンバー2をしていた飲食企業が大阪の飲食企業に株式譲渡して子会社化されました。 私が辞めた原因は経営者が飲食業に対してのビジョンを持てずに、ネット販売などの多角化を図り方向性が曖昧になってい気、社長が会社を私物…

わからないこと

わからないことはわからないと言おう リーダーが知っておくべきことはありますし、特にそれが仕事上必要なことはわからないでは仕事になりません。 たとえば、スポーツのコーチが試合で次のプレーの指示を聞かれて「わかりません」と答えたら信頼されないと…

アクションとリアクション

アクションとリアクションとは? アクションは行動や活動であり、経営の際には計画的活動となります。 リアクションは対処療法であり、突然起きた出来事を対処して問題を解決することなんです。 経営を行っていると、予期しない問題はいつでも起こるものです…

人の使い方

店長レベルは人の使い方で分かる 飲食店店長のレベルは人件費の使い方によることが非常に多いんです。 人件費を削減し過ぎるとサービスレベルを落とすことになり、再来店や口コミに悪い影響を与えることは少なくありません。 キッチンの人数が少なくなること…

値決め

値決めは経営 価格や値段、つまり値決めは経営の根幹を成すものなんです。 値段を仕入値に飲食店の一般的な原価率に応じて決めていませんか? 儲けたいからと、安易に値段上げていませんか? 近隣のお店が値下げしたから、自分のお店も値下げしようとしてま…

経営理念

経営理念を大切にせよ! 経営に理念は必要です。 でも、その想いは経営者が思ってるだけでは体現は出来ません それを実現するためのツールがクレドとなります。 クレドとは、従業員が心掛けるべき企業の信条のことです。 有名なのが、リッツカールトンホテル…

コンセプト

コンセプトにこだわれ! 飲食店を経営するには、コンセプトにこだわることが大切です。 コンセプトとは、物事の概念のことを指します。 「どのような飲食店を経営していきたいのか?」「どういう形態のお店を出したいのか?」「どのようなスタイルをとるのか…

お金の種類

経営には3種類のお金がある 経営の際に必ず作成する損益計算書があります。 たぶん経営者や店長をやっていて知らない人はいないと思います。 この帳票は「損」と「益」つまり収入から支出を引いて残ったお金がマイナスになれば「損」プラスになれば「益」を…

待たせるな!

お客様を待たせるな! 飲食店にとって待たせる時間は非常に重要なんです。 特に提供時間は重要でレストランや居酒屋では、大手企業では各社それなりに基準を設けています。 料理提供では、10分以内が待てる限界と考えて決めているようですが、飲食店はお客様…

優秀な人材

飲食店店長がいま直面する課題解決の教科書(解説コラム) 第8章ナンバー2育成と後継者育成 「自分より優秀な人材を採用せよ」 人間は自分より優秀な人間には嫉妬するものです。 特に、それが部下ともなると余計に嫉妬心が湧いてくるものです。 また、他にも…

呼ばれる前に

呼ばれる前に気付け! 最近は、テーブルでタブレットを使ったオーダーシステムを導入したり、呼び出しベルを設置しているお店が増えているためスタッフのお客様への注意力が劣っていると思われます。 個室が多い店舗はお客様が見えないためにベルに頼るのは…

意思決定

意思決定が最大の仕事 経営者は、会社の方向性や取組など常に意思決定を求められます。 意思決定が経営者の最大の仕事と言っても過言ではありません。 その意思決定の際の判断力は非常に重要です。 経営者が判断しなければならない状況は具体的に挙げてみて…

論理的思考

論理的思考を忘れるな! 成功している経営者は経営感覚に優れていると言われていますが、実は経営感覚の前に論理的思考を身に付ける勉強をしているものです。 経営者にとって一番必要な条件は、論理的に考える力を持っていることなんです。 なぜなら、経営は…

自走力

自走力を付けろ! 自走力とは字の如く、自分で走る力のことになります。 ビジネスの世界、特に組織に属する人間が自走力を発揮することは簡単ではありません。 組織の方針は元より、組織の論理や常識の範囲内でしか発揮することを認められないからです。 組…

経営者になれ

店長は経営者になれ! 世の中の雇われ飲食店店長で損益計算書を知っている人は少ないんです。 店舗の数値は売上だけ知らされており、売上を上げろとプレッシャーだけをオーナーが与えるんです。 だから、飲食店店長と言ってもレベルははピンからキリまでいま…

活性化

組織を活性化せよ! 普段働いていると、人間は「惰性的」になってしまう事も少なくありません。 「このままで結果に繋がるのか不安・・・」 「結果を出したいんだけど、いまいちモチベーションがあがらない・・・」 こういった事態に陥ってしまっては成果も…

出世させる人間

出世させる人間を間違えない 出世させる人間を間違えると組織は崩壊します。 仕事ができることは良いことです。 ただ、仕事ができる人間はともすれば諸刃の剣ともなり得る性質を持っているものです。 その背景に人間性が伴っていなければ、その人間はむしろ…

クレームを恐れない

クレームを恐れるな! 飲食店の日報でコメント欄によく書いてあるのが「本日はクレームなし」です。 クレームが無いから店舗運営は大丈夫だという意味で書いてるんだと思います。 でも、大半のクレームは「サイレントコンプレイナー」と言って不満があっても…

変幻自在

リーダーは変幻自在になれ! リーダーを語る際に、リーダーのスタイルが話題になります。 例えば、部下を引っ張っていくリーダーや部下をうしろから支援するリーダーなど様々なスタイルがあり、自分はどんなリーダーになりたいかと考えています。 しかし、こ…

居抜き物件

居抜き物件が失敗する理由 厨房機器のレイアウトは繁盛店になるために非常に重要なことなんです。 居抜き、スケルトン物件ともに選ぶ際に同じ間違いを犯すことがあります。 それは、不動産物件は特にスケルトンの場合、ガス、水道のバルブ止めと言って床や壁…

トラブル解決能力

飲食店店長がいま直面する課題解決の教科書(解説コラム) 第7章トラブルと危機管理 「トラブル解決能力を上げろ!」 トラブルで店長の能力が分かるものです。 クレームなどのトラブルに対して、店長としてどのように対処するかはとても大切なことなんです。…

新規参入

安易な新規参入は失敗する コロナにより、今までやってきた業態を変えたりする飲食店が増えています。 それまでテイクアウトをしたことがなかった居酒屋が、いきなり弁当を販売したり、ウーバーイーツなどを使ってデリバリーを始めたりと生き残る工夫をして…

我慢強く待つ

成長を我慢強く待て! 優秀な上司は、部下が結果を出せないことに対して、理解が出来ていない場合があります。 しかし、部下が結果を出せるまでには「タイムラグ」があるものです。 その際に、リーダーが手を差し出せば、そのぶん部下の失敗は減るかもしれま…

平等性

リーダーは平等性を大切に 部下と仲良くすると「平等性」が失われるんです。 リーダーになる前には、職場の同期や後輩と仲良くやってきても、リーダーになり、部下ができると仲良くやっていこうとする「感情」が邪魔をするものです。 これまで仲良くやってき…